円錐曲線を描く器具が,B,Cavalieriにより,記述されている(「Specchiustorio」つまり「燃える鏡」,ボローニャ 1638)。事実,(B,Cavalieriが言うには)それらはPaciottiにより発明され,M,Oddiにより作られた。
ここに,その楕円を描く機械を見ることができる。
三角形VTRは,直角三角形である。VTは,通径である。VRは描こうとしている楕円の長軸である。(プレシキガラスの)長方形のシートBCDEは,BCがVRと垂直に動く間に,TRに対して平行に3本のレールの上を動く。BCとTRは,点Qで交わり,BCとVRは,点Hで交わる。三角形QHAは直角三角形であり,QH=HAである。VR上を動くカーソル上のピンは,A上に置かれる。直角APVの頂点Pは,BC上を動き,辺PVは軸Vの回りを回転する。点Pに置かれた鉄筆は,その動きの間,楕円を描く。
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